文集用キョンシー
2002年9月28日心身共に疲弊している。
昨日の日記は今日の分を書いてから書くとするが、昨日・今日と朝からバイトが有り、バイト終了後はひたすら家に篭って、新生HPのタグ打ちや画像加工などをしていたのだ。
バイトの方は、昨日は約100人分の出前の弁当作り、今日は土曜の昼間だというのにも関わらず出前と来客が立て込み、てんやわんや、という状況である。
新生HP作成の方は、私はDIY(Do It Yourself=何でも自分でやるということ)精神の持ち主なので、画像処理には流石に専用ソフトの力に頼るしか無いが、所謂HP作成ソフトの類は一切使わず、全てタグ手打ちである。フリー素材等も使わない(と云うか、使いたくない)。メニューボタン等も全て自分で作成したものだ。
プロバイダ提供のCGI等を利用させて頂いたりしたし、HTMLやスタイルシート、JavaScript等の解説サイトやHTMLタグ辞典を参考にしたり、他の人のHPソースを参考にさせて頂いたりもしたが、基本的に全てタグは自分で打ったし、画像も全て自分で加工したものを使用している。
ここまで極力他者の力を借りないのにはきちんと理由があって、一つは私が「自分の力のみでモノを作る」という事に固執している、即ち他者の介在したものを作るという事に嫌悪感を感じていると云うか、要するに全て自分でこなさないと面白く無いのだ。
HPに限らず何を作るにしてもそうだが、他者の手が介在していると、「自分の作品だ!」という充足感を存分に感じる事が出来ないのだ。
で、まだまだコンテンツ内容は未完の部分が多いのだが、今日、ようやくサーバーにHPをアップロードした。
実は昨日の時点でアップロードしようとしていたのだが、私のアクセス環境はやや特殊(Air H")なので、プロバイダHPのFTP設定例通りにFTPを設定してアップロードを試みたのだが、上手く行かなかったのだ。
昨日アップロードしようとした時はプロバイダのサポートセンターの電話受付時刻も終了していたので、今日改めてサポートセンターに電話を掛け、状況を説明し、親切にトラブルシューティングを行なって頂き、めでたくアップロードまで漕ぎ付けた。
しかし、である。アップロードしてみて喫驚した。
オフラインではきちんと表示された画像が、アップロード完了した実際のウェブサイトではぐちゃぐちゃに乱れまくっていたのだ。
何と表現したら良いのだろう、モザイク状というか、とにかくゴチャゴチャに乱れているのだ。
彼氏に相談して、彼氏に代わりにアップロードして貰おうとしたのだが、やはりプロバイダが違うので上手くいかなかった。
彼氏の使用しているサーバーに、私がアップロードしたのと同じ画像数枚を上げて貰ったりすると、問題無く表示されたそうだ。という事は私のアクセス環境(Air H")の所為ではないかと思い、再びプロバイダのサポートセンターに電話してみた。
サポートセンターの担当者の方の話によると、やはりAir H"が原因ではないかという事だった。
Air H"は基本的にPHSである。即ち、無線通信なのである。私が主にアップロードを行なう自室は電波状況も良好なのだが、やはり基本的に無線なので、ネットしている間、常に電波状況は多少なりとも変化をきたしている。それが原因ではないかという事だった。
2回目にサポートセンターに電話した時はかなり回線が混み合っており、オペレーターに電話が繋がるまで数十分もの時間を費やした。
ようやくオペレーターに電話が繋がって、親切に相談に乗って頂き、更に詳しい技術担当の者が居るので折り返し電話する、という事であった。
しかしオペレーターに繋がるまでかなり時間が掛かったので、件の技術担当の方から電話が来るのは明日になるそうである。明日はバイトも外出の予定も今のところ無いし、眠れたら昼頃までゆっくり寝ていようと思っていたので、希望の連絡時間帯を訊かれた際、「12時以降」と答えた。そうすると「12時から1時までの間に折り返し電話する」という主旨の返答を受けた。
これで、また早起きしなくてはならなくなってしまった。11時頃には目覚ましをセットしておかねば。最近、バイトが立て込んでいたり、睡眠障害が悪化したのか早期覚醒(眠りに就いてもすぐに目覚めてしまうこと)の病状を呈したりで、ここ数日間の平均睡眠時間は4時間位である。もっとも、「寝れた日は」4時間位寝ているという事であって、眠らない日もしばしばある。酷い時は1日置きに寝ている(つまり2日に1回しか寝ていないということだ)。最近は、睡眠薬もどうも上手く働いてくれない。
書きたい(文章)・撮りたい&加工したい(写真)・作りたい(HP)の「3たい」状態で、興奮している所為だろうか。コーヒーと煙草の量も、ここ最近増えてしまった。
話は戻るが、新生HPには「text」というコンテンツが有り、此処には私の書いた小説(書きかけ・未完も含む)やエッセイ、雑文等を掲載する予定だ。
htmlファイル自体はまだ未作成だが、中学校時代から書き溜めた文章なら大量にバックアップしてある。これらの文章のうち幾つかを選んで、HPでも公開する予定だ。
このバックアップファイルの多くは、フロッピーディスクに圧縮して保存してある。私のメイン機はノートPCで、これはCD-ROMドライブとフロッピーディスクドライブを差し替えなくてはならず、しかもその上差し替えの際にはいちいち再起動が必要である。
なので、面倒臭いので平素はCD-ROMドライブを突っ込んだままにしてある。差し替えが面倒臭かったので、父と兼用しているサブ機のデスクトップ型PCで圧縮してあった文書ファイルのバックアップデータを解凍し、普段は私のノートPCに接続して使っている外付け型CD-RWドライブを部屋から運び込んでそちらに接続し、CD-Rに解凍した文書データを焼いてしまう事にした。
いざ解凍してみると、中身は未完に終わった小説、中学・高校時代に学校で課題として出された作文や感想文、そして私の敬愛する映画監督・岩井俊二氏に関するネットで漁ったデータ、あとは中学生の頃さかんに集めまくった例の神戸の連続児童殺傷事件に関するデータが多かった。
私はデータのバックアップを取る際、いつも適当なタイトルを付ける。これは、「後からタイトルを見て自分さえ内容が判れば良い」という考えに基くものだが、流石に数年以上も経過していると、タイトルを見てもさっぱり内容が何だったか忘れてしまっている事もある。内容自体に見覚え・書き覚えの無いものも沢山ある。
解凍作業を進めていて、全く記憶に無いタイトルの文書ファイルにこんなものがあった。
タイトルを見た時点で喫驚した。
「文集用キョンシー.doc」
…何だこれは。全く覚えていないぞ、こんなものを書いたなんて。ぶ、文集用…キョンシー?
気になって仕方無かったので、解凍後すぐに開いてみると、どうやら高校1年の時に進学時に文集を作るので何か書けと担任に命じられ、中身は好きな事を書いて良いと言われたので、本当に好き勝手に書いてしまった結果、到底「文集向け」とは言えない結果に終わってしまった下らない文章のようであった。
ここまで思い出すのに、作成日が2000年2月8日であった事、原稿用紙ウィザードを使用して書かれている事などをヒントにしないと、本当にいつ何の為に書いたのか判らず仕舞いだっただろう。
ひょっとしたら内容が気になる方もいらっしゃるかも知れないし、個人的にも何だか懐かしいので、此処に件の文書「文集用キョンシー.doc」を貼っておくとしよう。
********************************************
もしも尊敬する人物を答えろと言われたら、私なら迷わず映画監督の岩井俊二氏を挙げるだろうう。彼の作り出す映像美の素晴らしさは言葉では言い表しきれない。
その岩井監督が自著『トラッシュバスケット・シアター』で、自分の映画の原体験は、小さい頃にテレビの洋画劇場で見た『ドラキュラ』だったと言っている。怖いのがわかっているのについチャンネルを回してしまい、しばらく恐怖にうなされる。実は私も似たような体験をしている。
私の場合はドラキュラではなく『キョンシー』だった。私の小さい頃はなぜかキョンシーばやりだったらしく、何回かテレビでキョンシーものの映画を見た記憶がある。
キョンシーは中国版のゾンビみたいなもので、死体が両手を真っ直ぐに突き出して「あぁっ、あぁっ!」と呻き声を漏らしながらピョンピョン跳ねるのである。
何だかこうやって書くと怖くも何ともないが、いたいけな少女だった私には心底恐怖だったのである。姉が電気を消してキョンシーのマネをした時は本当にちびるかと思った。
しかしキョンシーが作りものであることがわかった今、私の恐怖はもっとリアルな現実に向けられてくる。
夜道をひとりで歩いていて、シャカシャカや口裂け女が怖いとはもう思わない。そういったものに出くわすよりも変質者に襲われる可能性のほうがはるかに高いことを知ったからだ。
それに口裂け女は「ポマードポマード」と言えば襲ってこないが、変質者はそうはいかない。キョンシーで言う「おふだ」は、現実世界において必ずしも存在するとは限らない。
ところで、『リング』は本当に怖かった。
ツーやゼロではない。最初のである。
私はあの映画でひさしぶりに「童心に帰って」怖がることができた。一人で見なくて本当に良かったと思う。
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…嗚呼、とてつもなく下らないものを貼ってしまった。さっさと昨日の日記を書こう。
昨日の日記は今日の分を書いてから書くとするが、昨日・今日と朝からバイトが有り、バイト終了後はひたすら家に篭って、新生HPのタグ打ちや画像加工などをしていたのだ。
バイトの方は、昨日は約100人分の出前の弁当作り、今日は土曜の昼間だというのにも関わらず出前と来客が立て込み、てんやわんや、という状況である。
新生HP作成の方は、私はDIY(Do It Yourself=何でも自分でやるということ)精神の持ち主なので、画像処理には流石に専用ソフトの力に頼るしか無いが、所謂HP作成ソフトの類は一切使わず、全てタグ手打ちである。フリー素材等も使わない(と云うか、使いたくない)。メニューボタン等も全て自分で作成したものだ。
プロバイダ提供のCGI等を利用させて頂いたりしたし、HTMLやスタイルシート、JavaScript等の解説サイトやHTMLタグ辞典を参考にしたり、他の人のHPソースを参考にさせて頂いたりもしたが、基本的に全てタグは自分で打ったし、画像も全て自分で加工したものを使用している。
ここまで極力他者の力を借りないのにはきちんと理由があって、一つは私が「自分の力のみでモノを作る」という事に固執している、即ち他者の介在したものを作るという事に嫌悪感を感じていると云うか、要するに全て自分でこなさないと面白く無いのだ。
HPに限らず何を作るにしてもそうだが、他者の手が介在していると、「自分の作品だ!」という充足感を存分に感じる事が出来ないのだ。
で、まだまだコンテンツ内容は未完の部分が多いのだが、今日、ようやくサーバーにHPをアップロードした。
実は昨日の時点でアップロードしようとしていたのだが、私のアクセス環境はやや特殊(Air H")なので、プロバイダHPのFTP設定例通りにFTPを設定してアップロードを試みたのだが、上手く行かなかったのだ。
昨日アップロードしようとした時はプロバイダのサポートセンターの電話受付時刻も終了していたので、今日改めてサポートセンターに電話を掛け、状況を説明し、親切にトラブルシューティングを行なって頂き、めでたくアップロードまで漕ぎ付けた。
しかし、である。アップロードしてみて喫驚した。
オフラインではきちんと表示された画像が、アップロード完了した実際のウェブサイトではぐちゃぐちゃに乱れまくっていたのだ。
何と表現したら良いのだろう、モザイク状というか、とにかくゴチャゴチャに乱れているのだ。
彼氏に相談して、彼氏に代わりにアップロードして貰おうとしたのだが、やはりプロバイダが違うので上手くいかなかった。
彼氏の使用しているサーバーに、私がアップロードしたのと同じ画像数枚を上げて貰ったりすると、問題無く表示されたそうだ。という事は私のアクセス環境(Air H")の所為ではないかと思い、再びプロバイダのサポートセンターに電話してみた。
サポートセンターの担当者の方の話によると、やはりAir H"が原因ではないかという事だった。
Air H"は基本的にPHSである。即ち、無線通信なのである。私が主にアップロードを行なう自室は電波状況も良好なのだが、やはり基本的に無線なので、ネットしている間、常に電波状況は多少なりとも変化をきたしている。それが原因ではないかという事だった。
2回目にサポートセンターに電話した時はかなり回線が混み合っており、オペレーターに電話が繋がるまで数十分もの時間を費やした。
ようやくオペレーターに電話が繋がって、親切に相談に乗って頂き、更に詳しい技術担当の者が居るので折り返し電話する、という事であった。
しかしオペレーターに繋がるまでかなり時間が掛かったので、件の技術担当の方から電話が来るのは明日になるそうである。明日はバイトも外出の予定も今のところ無いし、眠れたら昼頃までゆっくり寝ていようと思っていたので、希望の連絡時間帯を訊かれた際、「12時以降」と答えた。そうすると「12時から1時までの間に折り返し電話する」という主旨の返答を受けた。
これで、また早起きしなくてはならなくなってしまった。11時頃には目覚ましをセットしておかねば。最近、バイトが立て込んでいたり、睡眠障害が悪化したのか早期覚醒(眠りに就いてもすぐに目覚めてしまうこと)の病状を呈したりで、ここ数日間の平均睡眠時間は4時間位である。もっとも、「寝れた日は」4時間位寝ているという事であって、眠らない日もしばしばある。酷い時は1日置きに寝ている(つまり2日に1回しか寝ていないということだ)。最近は、睡眠薬もどうも上手く働いてくれない。
書きたい(文章)・撮りたい&加工したい(写真)・作りたい(HP)の「3たい」状態で、興奮している所為だろうか。コーヒーと煙草の量も、ここ最近増えてしまった。
話は戻るが、新生HPには「text」というコンテンツが有り、此処には私の書いた小説(書きかけ・未完も含む)やエッセイ、雑文等を掲載する予定だ。
htmlファイル自体はまだ未作成だが、中学校時代から書き溜めた文章なら大量にバックアップしてある。これらの文章のうち幾つかを選んで、HPでも公開する予定だ。
このバックアップファイルの多くは、フロッピーディスクに圧縮して保存してある。私のメイン機はノートPCで、これはCD-ROMドライブとフロッピーディスクドライブを差し替えなくてはならず、しかもその上差し替えの際にはいちいち再起動が必要である。
なので、面倒臭いので平素はCD-ROMドライブを突っ込んだままにしてある。差し替えが面倒臭かったので、父と兼用しているサブ機のデスクトップ型PCで圧縮してあった文書ファイルのバックアップデータを解凍し、普段は私のノートPCに接続して使っている外付け型CD-RWドライブを部屋から運び込んでそちらに接続し、CD-Rに解凍した文書データを焼いてしまう事にした。
いざ解凍してみると、中身は未完に終わった小説、中学・高校時代に学校で課題として出された作文や感想文、そして私の敬愛する映画監督・岩井俊二氏に関するネットで漁ったデータ、あとは中学生の頃さかんに集めまくった例の神戸の連続児童殺傷事件に関するデータが多かった。
私はデータのバックアップを取る際、いつも適当なタイトルを付ける。これは、「後からタイトルを見て自分さえ内容が判れば良い」という考えに基くものだが、流石に数年以上も経過していると、タイトルを見てもさっぱり内容が何だったか忘れてしまっている事もある。内容自体に見覚え・書き覚えの無いものも沢山ある。
解凍作業を進めていて、全く記憶に無いタイトルの文書ファイルにこんなものがあった。
タイトルを見た時点で喫驚した。
「文集用キョンシー.doc」
…何だこれは。全く覚えていないぞ、こんなものを書いたなんて。ぶ、文集用…キョンシー?
気になって仕方無かったので、解凍後すぐに開いてみると、どうやら高校1年の時に進学時に文集を作るので何か書けと担任に命じられ、中身は好きな事を書いて良いと言われたので、本当に好き勝手に書いてしまった結果、到底「文集向け」とは言えない結果に終わってしまった下らない文章のようであった。
ここまで思い出すのに、作成日が2000年2月8日であった事、原稿用紙ウィザードを使用して書かれている事などをヒントにしないと、本当にいつ何の為に書いたのか判らず仕舞いだっただろう。
ひょっとしたら内容が気になる方もいらっしゃるかも知れないし、個人的にも何だか懐かしいので、此処に件の文書「文集用キョンシー.doc」を貼っておくとしよう。
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もしも尊敬する人物を答えろと言われたら、私なら迷わず映画監督の岩井俊二氏を挙げるだろうう。彼の作り出す映像美の素晴らしさは言葉では言い表しきれない。
その岩井監督が自著『トラッシュバスケット・シアター』で、自分の映画の原体験は、小さい頃にテレビの洋画劇場で見た『ドラキュラ』だったと言っている。怖いのがわかっているのについチャンネルを回してしまい、しばらく恐怖にうなされる。実は私も似たような体験をしている。
私の場合はドラキュラではなく『キョンシー』だった。私の小さい頃はなぜかキョンシーばやりだったらしく、何回かテレビでキョンシーものの映画を見た記憶がある。
キョンシーは中国版のゾンビみたいなもので、死体が両手を真っ直ぐに突き出して「あぁっ、あぁっ!」と呻き声を漏らしながらピョンピョン跳ねるのである。
何だかこうやって書くと怖くも何ともないが、いたいけな少女だった私には心底恐怖だったのである。姉が電気を消してキョンシーのマネをした時は本当にちびるかと思った。
しかしキョンシーが作りものであることがわかった今、私の恐怖はもっとリアルな現実に向けられてくる。
夜道をひとりで歩いていて、シャカシャカや口裂け女が怖いとはもう思わない。そういったものに出くわすよりも変質者に襲われる可能性のほうがはるかに高いことを知ったからだ。
それに口裂け女は「ポマードポマード」と言えば襲ってこないが、変質者はそうはいかない。キョンシーで言う「おふだ」は、現実世界において必ずしも存在するとは限らない。
ところで、『リング』は本当に怖かった。
ツーやゼロではない。最初のである。
私はあの映画でひさしぶりに「童心に帰って」怖がることができた。一人で見なくて本当に良かったと思う。
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…嗚呼、とてつもなく下らないものを貼ってしまった。さっさと昨日の日記を書こう。
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