2号との対話。

2002年7月29日
うるさいんだよ。

小鳥の鳴く声でさえ。
隣室から聞こえ来る父親のいびきでさえ。

もう新聞が届いたの?
やだなぁ、空が白みかけてる。

明るいのは嫌だよ。
真っ暗な部屋に一人で居たいんだ。

何もしたくないよ。
何をしろっていうの?

大好きな音楽も今は聞きたくないよ。
本のページをめくる気にもなれないよ。
ネットにすら繋ぎたくないよ。


「疲れてるの?」

うん、そうかもね。

「…鬱、なの?」

判んないよ。

「気分が悪いの?」

ううん。寧ろ少し心地良いよ。


…軽いトランス?
いつの間に入ったのかなぁ。


「今日のこと、少し書いてごらんよ」

あのね、診察に行って来たんだ。
起きたら、診察終了時刻を少し過ぎていたよ。
病院に電話して、何とか診察して貰って、
薬も貰って来たよ。

MSNメッセンジャーで沢山チャットしたよ。


「君は誰?」

誰だろうね。
って云うか、敢えて言うならそういう事を考える自分が嫌いな人じゃないかなぁ。

「本当の君ってどんな人?」
そういう事聞くのやめてよ。
本当の自分とか自分探しとか、嫌いなんだってば。

「眠たいの?」
うん、眠たい。


私の右肩には「2号」がちょこんと乗っていて、
たまに話し掛けて来る。

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